休み時間を取る子と取らない子
多くの学習塾の場合、授業と授業の合間に休み時間を設定してあると思います。
当塾は、授業時間が50分間で授業と授業の合間に10分間の休み時間を設定してあります。
入塾時には、この10分間の休み時間は、基本的には入退室の時間で遊ぶ時間ではないよ、という話を必ずしています。
子供たちが、学習に集中を持続できる時間はそれぞれに違いますが、長く学習を続けていたり、難しい問題に続けて取り組んでいたりすると、リフレッシュが必要になる場合があります。リフレッシュを挟んだ方が、より集中できる場合もあります。
そういうことは十分承知で、子供たちの様子を観察していると、1日に2コマとか3コマ通塾してくる子でも、まったく休み時間を取らずに通して学習していく子がいます。こういう子は、3コマ学習していくと50分×3コマ+10分×2回の170分間学習していったことになります。
一方で、必ず休み時間を必ず取る子もいます。しかもそういう子は、休み時間が近づくと時計を気にして、残り時間内では課題ができないと学習リストを眺めているだけの時間を過ごしています。子供によっては10分ほど前からこの状態になります。するとこういう子は、3コマ学習していっても、実際には40分×3コマで120分間の学習になります。
同じ時間コマ数通っているのに、1日に1コマ分の差ができてしまっています。
大きな差です。
しかし、子供はそうは思っていないのです。そういう子に行動の問題点を指摘すると、
「休み時間に休んではいけないの」という答えが返ってきます。
休んではいけないということではないんですよね。リフレッシュして集中していくことはとても大事です。
しかし、自分が休憩する時間、リフレッシュする時間を優先し、学習時間を削るのは逆じゃない?という話ですね。
疲れてきたから、きりになるところまでやって少し休憩する。っていうことならばわかります。でもこういう子の思考はそうじゃない場合が多いです。休み時間が優先の思考になっている場合が多いです。なので、早く休み時間にならないかなぁとなっている場合が多いと思います。おそらくそういう子たちは、学校でも同様な思考になっていると思われます。
そして、授業のまとめの段階では、ほとんど先生の声は耳に届かず、休み時間にはという思いに頭の中は支配されてしまっているのではと推察されます。
こういう部分は、その子の取り組む姿勢、もっと言えば、心構えによるところが大きいと思います。自分がやらなくてはいけないこと。今の自分の状態。立ち位置など認知力も必要でしょう。
子供たちは、口では「頑張らないといけないと思っている」「頑張らないと次はやばい」とよく口にします。しかし、こういう行動を見ていると、心の中の構えはできていないなと思ってしまいます。
構え作りは最も時間がかかり大変な部分も大きいですが、子供が構えを身に付けたときの成長幅は大きく、その成長にかかわれた喜びが病みつきになる素でもあります。
公教育である学校教育では、この構えを例えば学校行事や学年・学級活動を通して育てようとしていると思います。学習塾には違う面(成績アップ等)での期待感の方が大きいのかもしれません。しかし、構えができていない段階では、出来ている子の何倍もの時間が、必要だと思います。
多少遠回りに見えても、結果、最速で目標を達成するということもよくあります。
取り組む姿勢、心構えを大切にしっかりと成長できる支援をこれからもしていきたいと思います。
当塾は、授業時間が50分間で授業と授業の合間に10分間の休み時間を設定してあります。
入塾時には、この10分間の休み時間は、基本的には入退室の時間で遊ぶ時間ではないよ、という話を必ずしています。
子供たちが、学習に集中を持続できる時間はそれぞれに違いますが、長く学習を続けていたり、難しい問題に続けて取り組んでいたりすると、リフレッシュが必要になる場合があります。リフレッシュを挟んだ方が、より集中できる場合もあります。
そういうことは十分承知で、子供たちの様子を観察していると、1日に2コマとか3コマ通塾してくる子でも、まったく休み時間を取らずに通して学習していく子がいます。こういう子は、3コマ学習していくと50分×3コマ+10分×2回の170分間学習していったことになります。
一方で、必ず休み時間を必ず取る子もいます。しかもそういう子は、休み時間が近づくと時計を気にして、残り時間内では課題ができないと学習リストを眺めているだけの時間を過ごしています。子供によっては10分ほど前からこの状態になります。するとこういう子は、3コマ学習していっても、実際には40分×3コマで120分間の学習になります。
同じ時間コマ数通っているのに、1日に1コマ分の差ができてしまっています。
大きな差です。
しかし、子供はそうは思っていないのです。そういう子に行動の問題点を指摘すると、
「休み時間に休んではいけないの」という答えが返ってきます。
休んではいけないということではないんですよね。リフレッシュして集中していくことはとても大事です。
しかし、自分が休憩する時間、リフレッシュする時間を優先し、学習時間を削るのは逆じゃない?という話ですね。
疲れてきたから、きりになるところまでやって少し休憩する。っていうことならばわかります。でもこういう子の思考はそうじゃない場合が多いです。休み時間が優先の思考になっている場合が多いです。なので、早く休み時間にならないかなぁとなっている場合が多いと思います。おそらくそういう子たちは、学校でも同様な思考になっていると思われます。
そして、授業のまとめの段階では、ほとんど先生の声は耳に届かず、休み時間にはという思いに頭の中は支配されてしまっているのではと推察されます。
こういう部分は、その子の取り組む姿勢、もっと言えば、心構えによるところが大きいと思います。自分がやらなくてはいけないこと。今の自分の状態。立ち位置など認知力も必要でしょう。
子供たちは、口では「頑張らないといけないと思っている」「頑張らないと次はやばい」とよく口にします。しかし、こういう行動を見ていると、心の中の構えはできていないなと思ってしまいます。
構え作りは最も時間がかかり大変な部分も大きいですが、子供が構えを身に付けたときの成長幅は大きく、その成長にかかわれた喜びが病みつきになる素でもあります。
公教育である学校教育では、この構えを例えば学校行事や学年・学級活動を通して育てようとしていると思います。学習塾には違う面(成績アップ等)での期待感の方が大きいのかもしれません。しかし、構えができていない段階では、出来ている子の何倍もの時間が、必要だと思います。
多少遠回りに見えても、結果、最速で目標を達成するということもよくあります。
取り組む姿勢、心構えを大切にしっかりと成長できる支援をこれからもしていきたいと思います。