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学習の基礎基本


先日、「生活の基礎基本」について記事を書かせていただきました(2021.6.28アップ)。
今日は、「学習の基礎基本」について書いてみようと思います。

前回にも書きましたが、「生活の基礎基本」と「学習の基礎基本」は、互いに作用しあい成長に従い大きくなっていくと考えています。
また、生活の基礎基本ができていてこそ、学習の基礎基本が成長できると考えます。

生活の基礎基本について、どんなことがらが考えられるのかは前回に触れました。
では、学習の基礎基本とは、どんなことを指すのでしょうか。


学習の基礎基本とは、学習内容を学ぶ以前の段階で身につけておいた方が良いこと、つまり身についていないと学習効果が上がりにくくなることが基礎になると考えます。

例えば

  • 謙虚さ・素直さ(これらは生活面での成長から)
  • 人の話がしっかりと聞ける
  • 時間・期限を守る
  • 分からないこと・分からない部分に気づく
  • 正しい姿勢で座れる
  • 物事に集中できる
  • ノートがしっかりと書ける(文字が丁寧に書ける)
  • 教科書が読める
  • 四則計算ができる


など、これから学習をしていこうという際に、できていないと困るということを指します。

少し前の小学校低学年の教室には、どこに行ってもこんな図が掲示してありました。

正しい姿勢で学ぶことは、学習対象と視線(視覚からの情報収集)の関係からも大切なことは、脳科学の分野でも指摘されています。
とても確信をつく大事な掲示だったのです。

土台をしっかりと作ったうえで、成長軸をはっきりとさせて支援していくことが、子供自身も頑張る道筋がはっきりとし、成長速度も上がってくると考えます。


現在小学生以上のお子様には、マネジメント手帳(自己管理手帳)を持たせ、毎回の提出時にミニ面談を行っています。そこでは、具体的な日々の行動目標(数値化したもの)の振り返りを行い、自己管理の方法や意識を高められるように声掛けを行っています。

土台(基礎)をしっかりと作ったうえで、成長軸をはっきりとさせて支援していくことが、子供自身も頑張る道筋がはっきりとし、成長速度も上がってくると考えます。

そういったことを強く意識して、子供たちをこれからも支援していきたいと思います。